今回の東日本大地震。
震源地から遠く離れた東京でも、多くの方が大きな揺れを体験した。
我が家では、偶然にも遅めの昼ごはんを終え、母は着席の状態だった。父がそばにいてくれた。
一回目の揺れが収まった後、私も2階から駆けつけた。父は「(ダイニングにある)本棚がずいぶんゆれた」と涙目。「玄関の照明(吹き抜けの2階天井からチェーンで3つの証明を吊り下げてある)が大きな音を立てていた。割れていないか見てきてくれ。」と動揺した様子だった。
母が着席状態で本当によかった。母は右麻痺で、必ず慣れた介護者が介助して、ようやく歩ける状態。その歩行スピードはというと、私達が2分強で着く自宅近くの踏切まで、30分かけて到着する。
もし母が歩行状態だったら。そのままいすのある場所まで歩けただろうか。骨がもろくなっている母は、軽くしりもちをついただけで、骨折するおそれがある。
本当に運が良かった。天を仰いで感謝する。